梅雨入りの6月、紫陽花寺としても有名な林叟院――
静岡県焼津市の古刹――


林叟院はアメリカに坐禅をもたらした鈴木俊隆老師が長年修行し、住職を務めた禅寺。俊隆老師が丹精込めて修復整備した境内を散策し、藤田一照師と鈴木包一老師の法話を聞き、お二人の坐禅指導のもと、林叟院の坐禅堂で坐禅を体験する贅沢な一日です。

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林叟院の本堂

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紫陽花が鮮やかな境内

鈴木俊隆老師の逸話を集めた『まがったキュウリ』(原題:crooked cucumber)を旧サンガで翻訳刊行していましたが、今は絶版になっています。

この中に俊隆老師の生涯が描かれているのですが、俊隆老師にとって林叟院は思いがいっぱいに詰まった場所であることが、よくわかります。

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少年時代、父である俊隆老師に投げ落とされた裏庭にある池を前にお話される鈴木包一老師
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床の間に置かれた鈴木俊隆老師のお写真
15歳のころから渡米するまでの40年間、林叟院は俊隆老師にとって修行の場であり続け、また人生を紡ぐ場所でもありました。

今回の企画では、俊隆老師のご長男であり、俊隆老師と弟子として家族として林叟院で生活を共にした包一老師のお話をお伺いします。永平寺や、米国で坐禅指導をする包一老師のお話をまじかで聞くことのできる大変貴重な機会でもあります。

『禅マインド・ビギナーズ マインド』を新たに翻訳しPHPから刊行された藤田一照師をお相手に、書籍からはうかがい知れない、俊隆老師の姿をお聞きできる機会と思います。

坐禅堂で坐禅をいただける人数を定員として設定しました。
定員かぎりの募集です。
皆様のご参加をお待ちしております。

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林叟院坐禅堂
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坐禅堂に安置される文殊菩薩

■スケジュール(予定)

13:00 本堂開場 受付開始
13:30 イベントスタート(林叟院本堂に集合)

◎第1部
・境内見学
・藤田一照師、鈴木包一老師お話し(本堂)
・坐禅指導(本堂)

◎第2部
・坐禅体験(坐禅堂)
・茶話会 お茶菓子付き(本堂)

17:00 終了予定

鈴木俊隆老師が40年余りを修行した禅寺・林叟院
藤田一照師×鈴木包一師対談&坐禅堂にて坐禅会

2025年6月19日(木)13:30~17:00

於:林叟院(静岡県焼津市坂本1400番地)
※現地集合現地解散
【地図】

http://www.rinso-in.com/access1.html

参加費:8,000円(定員)

坐禅堂:単(坐布)16名/椅子2名


【チケット】



■プロフィール

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藤田一照(ふじた・いっしょう)
禅僧。1954年愛媛県生まれ。東京大学教育学部教育心理学科を経て、同大学大学院教育心理学専攻博士課程を中途退学し、1983年兵庫県安泰寺(曹洞宗)にて出家得度。1987年よりアメリカのマサチューセッツ州にあるパイオニア・ヴァレー禅堂の住持(住職)として渡米。同禅堂で坐禅指導を行うほか、近隣の大学や瞑想センターで講義やワークショップを行う。2005年帰国。曹洞宗国際センター所長(2010~2018年)。主な著書に『現代坐禅講義:只管打坐への道』(角川ソフィア文庫)、『ブッダが教える愉快な生き方 (教養・文化シリーズ NHK出版学びのきほん)』(NHK出版)、『禅の教室:坐禅でつかむ仏教の真髄』(伊藤比呂美氏との共著、中公新書)、訳書に鈴木俊隆『[新訳]禅マインド ビギナーズ・マインド』(PHP研究所)他がある。


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鈴木包一(すずきほういつ)
昭和14年9月19日静岡県生まれ、昭和37年3月駒澤大学仏教学部卒業、昭和37年4月~39年10月大本山永平寺修行、平成17年5月永平寺単頭就任、同副監院、平成21年10月~24年10月永平寺後堂。現在顧問。平成25年7月より現在岡山県洞松寺専門僧堂西堂師家。令和2年12月より現在 大本山永平寺東京別院長谷寺専門僧堂堂長。現在は年数回、父であり師匠の鈴木俊隆師(故人)が開いたサンフランシスコ禅センターなどに赴き外国人への坐禅指導。

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企画運営協力:スワリノバ

主催:株式会社サンガ新社
https://www.samgha-shinsha.jp/

問い合わせ先
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