アルボムッレ・スマナサーラ
【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】 

    皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。

[Q]

    仏教を学んで十年近くたちます。理解もある程度深まり、仏教を基軸として生きているのですが、タバコがどうしても止められません。吸ったり止めたりの繰り返しです。吸うと調子が悪くなるのですが、ストレスがあったり頭がすっきりしないなと感じると吸ってしまいます。止められる良い方法はありますか?


[A]

■健康になるための勇気


    答えても無駄ですね。そもそもは止めたくないんでしょう?    吸ったら体の調子が悪くなることがわかっているのに、基本的に止めたくはないんですよ。
    調子が悪くなったら、機嫌が悪くなったら、タバコに逃げようという気持ちがまだまだあるのだから、私にはピシッとタバコを止められるアドバイスはできません。止めるにせよ続けるにせよ、本人の気持ち次第ですからね。
    止めることを決断してくれればいろいろと進言はできます。例えば本数を減らしてみて、それを周囲に自慢する。「今日は一本減らしましたよ!」とかね。続けられたら「もう◯◯日も続いているんだ」とか「これからは二本減らすぞ」とか。ただ、十年もかけていたら肺がんになって死んでしまうので、一週間以内に三本減らしたとか、二週間で四本減らしたとか、すぐに自慢できるように挑戦することです。その時は暗い気持ではなくて「じゃあ、やめちゃおう!」という感じで明るく挑んでください。タバコを吸うことは命への危険な挑戦でしょう?    悪いと知っていてやるのになぜ、健康になることには勇気を出さないんですかね?    とにかく、タバコを止めることはものすごい挑戦であると思って、一本でも減らすことができたら喜べばいいと思います。



■出典    『それならブッダにきいてみよう: ライフハック編2』
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