【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】
皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。今日のテーマは「瞑想と睡魔」です。
[Q]
歩く瞑想を毎日一時間ずつ、一カ月ほどやっていたのですが、先日気づき(サティ)は素早くて、思考は重くてゆっくりであるように思いました。いつも眠くなってしまうので、歩く瞑想ばかりやっているのですが、このまま歩く瞑想ばかりを続けて良いものでしょうか?
[A]
■眠気というウイルスにご用心
日常生活でも実況中継することに挑戦してみて下さい。なぜなら私たちの能力はいろんな方法で拡大しなくてはいけないからです。どうしても座る瞑想ができない場合は、体調に問題があるかどうか状況をチェックしてください。やたらと眠気が起こるのはとても危険な状態です。病気みたいなもので、一旦感染したらなかなか消えない可能性があるのです。眠気というウイルスが脳から無くなるようにと、歩く瞑想をしてみてください。消えたら座る瞑想にも挑戦してください。
■出典 『それならブッダにきいてみよう: 瞑想実践編4』
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