私にとっては、死によってすべてが無に帰してしまう断滅の可能性、あるいはそれを生々しく実感してしまう断見への囚われ、その迷妄こそが苦の原因なのです。


宮崎哲弥(評論家)
(別冊サンガジャパンVol.4 座談会「『輪廻』とは、何か?」)
※肩書は掲載時