アルボムッレ・スマナサーラ
【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】 

    皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。今日のテーマは「『おいしい』は『苦』?」です。

[Q]

    「無常であるものは苦である」。これは瞑想中の観察の話です。「食べる瞑想の際、口の中の味の変化を観察していると、味が無くなった時に楽を感じます。ということは味があった時は苦であるということになると思います。また座る瞑想の際、妄想から現実の感覚に戻ると、常に楽を感じます。ということは妄想は全て苦であると思います。そこで質問ですが、このとき発見した「苦」と、お釈迦さまが『無常であるものは苦である』というときの「苦」とは同じものでしょうか?」


[A]

■まだ発見することがある

    まあ同じでしょうね。まだ、たくさん発見しなければならないことがあるのです。それだけです。一つの発見としてはこれでいいと思います。これも、かなり立派な発見ですよ。「味が無くなったら楽を感じる」ということは、相当立派な発見なのです。なぜならば、俗世間では「おいしいから楽しい」と思ってるにも関わらず、この方は逆に「おいしいから苦しい」と発見してるのだから、相当レベルの高い発見です。その調子で頑張ってください。



■出典    『それならブッダにきいてみよう: 瞑想実践編4』
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