歩く瞑想をするとき、中米で歩いたパンアメリカン・ウェイと、ここ獅子窪の小径が重なりあう。あの時からぼくは寸分も進んでいないし、後退してもいない。つねに同じ「今を踏んでいる」からだ。


島田啓介(翻訳家、精保健福祉士)
(サンガジャパンVol. 28 「マインドフルネスを歩く」)
※肩書は掲載時