【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】
皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。今日は「一日の計画は立てるべき?」という相談にスマナサーラ長老が答えます。
[Q]
法話で「十年とかではなく、一日の計画を立てましょう」というお話があったのですが、それは逆に言うと一日の計画は立てなくてはいけないということですか?
[A]
■しっかり生きるために不可欠な計画
立てなくてはいけませんね。どうせならしっかり生きていく方がいいでしょう? 一日なら精度もそれなりに高くはなりますしね。
例えば、目の前でキノコが生えるのを待つよりは、探した方が効率がいいでしょう? だから「こういう環境で、こういう植物があれはキノコが生えているはず」と計画を立てて、それに適合した場所を歩いてみましょう、そしてキノコが見つかったら採る、それで大成功。キノコが無ければ戻る。それだけです。別に大失敗ではありません。森の切り株に座っておにぎりを食べながら「キノコが生えてくるまで待つぞ」というのはあまり正しくありませんね。だから一日の計画を立てた方がいいという話です。
■出典 『それならブッダにきいてみよう: ライフハック編2』
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