息は「吸う」と「吐く」ではできません。「吸って止まる。吐いて止まる」です。吸った後と吐いた後にそれぞれ何もない「呼吸の停止点」があり、その二つの間をブランコのように行き来しているのです。何もないところから生まれ、何もないところに消えていきます。


塩澤賢一(ハタヨーガ行者)
(サンガジャパンVol.32 「ヨーガの息で観てみよう」)
※肩書は掲載時