アルボムッレ・スマナサーラ
【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】
皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。
[Q]
生きるということは、生存欲があるからできる行為であると理解しています。有余涅槃【うよねはん】(阿羅漢果【あらかんか】)に至った人々は、それを自身の中で、どう折り合いをつけて生きているのでしょうか。
[A]
■涅槃に達した人はただ普通に生きている
それを知ったからといって、どうということは無い質問だと思います。有余涅槃つまり阿羅漢に達した方々は、日々やるべきこと(真理を求める人に仏法を教えてあげること)をやりながら、この肉体が自然法則で壊れるまで居るだけなのですね。とりたてて不自然なことはしない。例えば、「もう食べる必要はないから断食して死にます」とかね。「断食して死にたい」という時点でそれは渇愛なのです。渇愛を無くした聖者の方々には、そんな余計なことをやる欲はそもそもありません。ただ淡々と、死ぬまで普通に生きているだけです。
■出典 『それならブッダにきいてみよう: さとり編4』
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