「同病あいあわれむ」という諺どおり、自分がつらい思いを体験することで、他への思いやりができるのね。つらいことや悲しいことの体験は、人生を深いものにするための、あるいは思いやりのあるあたたかい人間になるための財産といえるのでしょうね。


青山俊董(愛知専門尼僧堂堂長、無量寺東堂)
(サンガジャパンVol.30 「慈愛」)
※肩書は掲載時