私にとって、朝の一、二時間の坐禅、夜の一、二時間の坐禅が唯一の休息のときです。その時間だけは何も演じる必要がない。父親でもない、弟子に対して師匠の役割もない。すべての役割から解放されて、今ここ、これだけに生きることができるからです。それが私の菩薩のエネルギーの源です。


ネルケ無方(曹洞宗僧侶)
(サンガジャパンVol.34.「さようなら、安泰寺[後編]」)
※肩書は掲載時