タイ【※】は戦争中には仲間と一緒に路上に出て、戦争被災者を救う菩薩行を決行した。そうした環境下で、現実の悲惨に心を支配されずに「死体置き場の横でうどんを味わいながら食べる」マインドフルネスを鍛えてきたのだ。

タイ【※】:ベトナムの世界的禅僧ティク・ナット・ハンの愛称。ベトナム語で先生の意


島田啓介(翻訳家)
(サンガジャパンVol.25 「ティク・ナット・ハンの原始仏典解説を読むために」)
※肩書は掲載時