アルボムッレ・スマナサーラ
【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】
皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。今日のテーマは「座る瞑想でエコノミークラス症候群になりませんか?」です。
[Q]
瞑想していて足が痺れた場合、どこまで我慢していいのでしょうか? エコノミークラス症候群といって、同じ姿勢で体を圧迫すると血栓ができ、それで心臓発作を起こしたという話を聞いたことがあるので心配になりました。
[A]
■肉体への異常な執着はしないこと
長い時間同じ姿勢でいるのは身体には良くないというのは当たり前の話で、心臓発作を起こすまでといえば、もともと相当身体が悪いということでしょう。だから少しずつでも、身体を常に動かすことは良いことでね。
でも、ここで注意しなくてはいけないのは、肉体には異常な執着は意味が無いということです。肉体はいくら面倒を見てもどうしても衰えて壊れていくものです。運動したからといって百歳まで健康でいられるわけではないし、どんな臓器から壊れていくかわからない。
ですから、瞑想中はしっかり瞑想して下さい。足が痺れた程度で止める必要はないのです。瞑想を真面目にやる場合は、その時の身体の負担は、その功徳の力で後に無くなります。ただ、限度を超えて無理をしなさいという意味ではないのです。いくら何でも、二時間も三時間も座っている必要はありませんね。
サマーディ状態に達している方々は別です。その方々は、修行のバランスについて知っていますからね。一般のヴィパッサナー瞑想をやっている方は大体一時間ぐらいと考えて座って下さい。その間でも足が痺れたり、痛くなったりまあロクなことがなかったりしますが、肉体のことは気にしないで続けて下さい。悪影響は全くないのです。
■出典 『それならブッダにきいてみよう: 瞑想実践編4』
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