アルボムッレ・スマナサーラ
【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】 

    皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。今日のテーマは「困った人に好かれた場合」です。

[Q]

    職場に、あることないこと、人の悪口を言う人がいるのですが、その人に変に好かれてしまい困っています。こちらからは話し掛けなくても向こうからわざわざ来て、何かしらこちらの様子を伺っては、普段はバカにしていたり関係ない人にまで私の悪口をメールしていたりします。おそらく本人には悪気はなく、歪んだ愛情表現の一種としてそういうことをしている感じはあるのですが、その人と関わりたくありません。でも、あからさまに無視したりするのは良くないのかわからず困っています。日常の会話も無視してしまっても問題ないのでしょうか?    また、そういう人への対処法を教えていただけるとありがたいです。


[A]

■パーフェクトな解決策はないけれど……

    百パーセントの答えは、私も持っていません。せいぜい六十五パーセントぐらいの結果が出る答えしか出せません。
    本人が考えるように、それなりに無視してもいいのですが、パーフェクトな解決策ではないですね。無視したらその分さらにネガティブな結果になる可能性もあります。逆恨みされるかもしれませんし。
    こう言えばどうですか?    「あなたととても仲良くしたいと思っているのです。でも問題は、あなたはずっと人の悪口を言うし、話題もゴシップばかり、だからあなたと友達になると私もそんな感じの汚れキャラになってしまうかも……と困っています。それさえ無ければいい友達になれると思うのですが」と。でもそれも完璧な結果にはならないでしょう、結局は。なぜなら、その人はただ悪口を言う相手を探しているだけかもしれませんからね。本当に寂しくて友達が欲しいなら「わかった!    その性格を止めるね」と、上手くいくのですがそうとも限りません。ただ、悪口や噂は誰かに言いふらさなきゃ意味がないと思っている連中は、雑菌をバラまきやすい受胎先を探しているだけですから。
    相手がある話ですからズバリ!    というわけにはいきませんが、一応このアイデアも実行してみてください。人間関係のことだから、何をやっても何らかのしこりは残ってしまうのです。


■出典    『それならブッダにきいてみよう: 人間関係編2』
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