「諸法の仏法なる時節」【*】を「曇りのない目で見たときの、物事の本当の姿」という解釈はできないだろうか。喜怒哀楽の色めがねを取ったときに見えてくる、物事のありのままの姿。

*「諸法の仏法なる時節」:道元禅師著『正法眼蔵』の1巻である「現成公安」の冒頭部分


ネルケ無方(曹洞宗・安泰寺住職)
(サンガジャパンVol.13 「『現成公安』を逆輸入する試み」)
※肩書は掲載時