私は裁判官になりたいと思い、法学部に入学しました。ところが学べば学ぶほど、現状の法体系の中で、仮に死刑判決以外選択の余地がなかった場合、裁判官である自分はそれを乗り越えることができないと判断し、法曹の道を断念した経験があります。


林田康順(浄土宗僧侶、大正大学准教授)
(サンガジャパンVol.8宮崎哲弥氏との対談「仏教にとって救済とは何か。」)
※肩書は掲載時