サンガ新社オンラインセミナー『怒る勇気』(河出新書)刊行記念
いま必要な真の「怒り」とは?
〔講演〕岸見一郎(哲学者)
◆大ベストセラー『嫌われる勇気』の著者である岸見一郎先生が、サンガ新社のオンラインセミナーに登場します!
岸見一郎先生の『嫌われる勇気』(古賀史健氏との共著、ダイヤモンド社)は、2013年12月の発売以来、国内だけで260万部超、続編『幸せになる勇気』と共に多くの人に読み継がれ、シリーズ世界累計900万部超を売り上げる空前の大ベストセラーになっています。
岸見一郎先生は、2021年10月に『怒る勇気』を河出書房新社より上梓されました。
今回のセミナーでは、この『怒る勇気』のエッセンスを中心に、生きる上で遭遇する理不尽な出来事への立ち向かい方や、諦めず不正に対して声を発し続けて世界を変えていく意義などについてお話しいただきます。
【日時】
2022年1月15日(土)13時(~14時30分)
オンライン(zoomミーティング)
【タイムスケジュール】
13時~14時:講演
14時~14時30分:質疑応答
【受講料】
一般:3,000円(税込)
オンラインサンガ会員優待:1,500円(税込)
*当日ご都合のつかない方のために、「見逃し配信」をいたします。
*「見逃し配信」は約1カ月間ご視聴いただけます。
【オンラインサンガ会員優待のご案内】
オンラインサンガ会員優待価格:1,500円(税込)
サンガ新社の会員制オンラインコミュニティ「オンラインサンガ」にご入会されますと、50%OFFの受講料でご参加できます。ご入会は下記サイトよりどうぞ。
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https://online.samgha-shinsha.jp/
◆大切なのは「私憤」ではなく、「公憤」を持つこと。
●amazon販売ページ ↓
https://www.amazon.co.jp/dp/430963138X
『怒る勇気』というタイトルだけを見ると、「怒ることは、よくないことでは?」と思われるかもしれません。
岸見先生も本書で、対人関係の中で叱ったり怒ったりしても有効ではないと指摘され、その点では怒りを否定されています。しかし、理不尽なこと、納得できないことが多い世の中で生きる上では、時として怒らなければ何も変わらないと強く主張されるのです。
叱ることや怒ることを私が否定するのは対人関係の中でのことである。しかし、あまりに理不尽なことが多い今の世の中では怒らなければいけないのである。私は『嫌われる勇気』の中で、哲人に「公憤(こうふん)」という言葉を語らせた。これは気分的で感情的な怒りである「私憤(しふん)」とは違って、不正に対する怒り、人間の尊厳を侵害された時の怒りである。人がこの怒りを忘れる時、世の中の不正はいよいよ蔓延ることになる。(『怒る勇気』本文より)
たとえば、今回の新型コロナウイルス感染症パンデミックに際し、あなたは日本政府の決定にすべて納得がいき、安心して任せることができましたか? 岸見先生は『怒る勇気』の中で、「自分の命に関することを任せてはいけない。不正やおかしいと思うことがあれば黙っていてはいけない。自らの立場から言うべきことは言わないと、何も変わらない」といった旨を強調されています。「それはおかしいだろう」と声をあげたり、間違っていることを「間違っている」と指摘し正そうとしたりする感情こそが知性的な怒り、「公憤」であり、決して忘れてはならないものだとおっしゃいます。
『怒る勇気』では、この「公憤」の重要性が、アドラーやソクラテス、三木清をはじめ、何人もの哲学者の言葉やエピソードをからめてわかりやすく展開されます。現実的かつ実践的に、わかりやすい言葉で「人生」や「世界」を変える思考をお話しくださいます。本講演での提言も、すぐに日常に活かすことができるでしょう。どなたでも参加できる貴重な機会です。ぜひご参加ください。
【講演者プロフィール】 岸見一郎(きしみ・いちろう)
1956年、京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。専門の哲学と並行して、アドラー心理学を研究。著書に『愛とためらいの哲学』(PHP新書)、『人生は苦である、でも死んではいけない』(講談社現代新書)、『今ここを生きる勇気』『アドラー 性格を変える心理学』(NHK出版新書)、『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(古賀史健氏との共著、ダイヤモンド社)など多数ある。