『大念処経:ヴィパッサナー瞑想の全貌を解き明かす最重要経典を読む』
  アルボムッレ・スマナサーラ[著]

4,950円(税込)
サンガ新社[刊]
2025年1月刊行

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◆覚りをひらく瞑想実践◆

ブッダが説いた気づきの実践方法を、
パーリ語経典に基づいて詳細に解説。
マインドフルネスの原点でもある仏教瞑想を、
心の清浄に達するためのたった一つの道として
現代人が真に理解するために
欠かすことのできない一冊。

◆初期仏教経典の中でも最高峰の人気を誇る◆
◆『大念処経』を現代日本語で理解する。◆

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探求を重ねながら、
「気づき」の道を歩むすべての人へ──
涅槃へと至る唯一の道

「気づき(sati)」の実践方法を記した最重要経典『大念処経(Mahāsatipaṭṭhānasutta)』の原文を丁寧に読み解き、ヴィパッサナー瞑想の実践と覚りの境地に到達するための方法を詳解。お釈迦様が「身・受・心・法」の四段階で一切の現象をどのように観察されたのかを、実践に役立つ形でひも解いていきます。学術的な註釈の枠を超え、実践に重きを置いた内容が、あなたの人生と瞑想実践に確かな指針を与えます。

【目次】

はじめに

序 総説

大念処経とはどんな経典か

身体の動きに気づく

「受・心・法の随観」のあらまし

Ⅰ 身の随観 Kāyānupassanā

出息・入息の部 Ānāpānapabbaṃ

威儀の部 Iriyāpathapabbaṃ

正知の部 Sampajānapabbaṃ 

厭逆観察の部 Paṭikūlamanasikārapabbaṃ

要素観察の部 Dhātumanasikārapabbaṃ

九墓地の部 navasivathikapabbaṃ 

Ⅱ 受の随観 Vedanānupassanā

感覚の観察はなぜ大事なのか?

Ⅲ 心の随観 Cittānupassanā

Ⅳ 法の随観 Dhammānupassanā

蓋の部 Nīvaraṇapabbaṃ

五蘊の観察(蘊の部) Khandhapabbaṃ

十二処の観察(処の部) Āyatanapabbaṃ

十種類のsaṃyojana・束縛

七覚支の観察(覚支の部) Bojjhaṅgapabbaṃ

念覚支の解説

択法覚支の解説

精進覚支の解説

喜覚支の解説

軽安覚支の解説

定覚支の解説

捨覚支の解説

諦の部 Saccapabbaṃ

四聖諦を如実に知る

苦諦の解説

苦の生起 集諦

苦の滅尽 滅諦

苦の滅尽の道 道諦

四聖諦観察のまとめ

四念処の実践にはどんな結果があるのか?

結語

 

著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ  (アルボムッレ スマナサーラ

アルボムッレ・スマナサーラ(Alubomulle Sumanasara)
テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』『無常の見方』『苦の見方』『無我の見方』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『考えないこと─ブッダの瞑想法』(大和書房)、『Freedom from Anger』(米国Wisdom Publications)など多数。