『無常の見方』『苦の見方』『無我の見方』3冊セット
  アルボムッレ・スマナサーラ[著]

6,050円(税込)
サンガ新社[刊]
2023年11月刊行



*3冊の書籍を2通のクリックポストに分けてお届けします。

*複数セットをご購入し、まとめての発送をご希望の方は info@samgha-shinsha.jp までお知らせください。個別にご対応いたします。

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紹介

仏教の最重要語「無常・苦・無我」の本当の意味がわかる。

『無常の見方』『苦の見方』『無我の見方』3冊同時刊行!

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無常の見方: 「聖なる真理」と「私」の幸福

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「無常」がいかにラディカルな世界認識か、論じ尽くした稀有の書。

仏教に関心を持つすべての人に勧められる基礎論である。

ーー宮崎哲弥 氏 推薦!

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ブッダが発見した「無常」の

本当の意味を明らかにして、

日本人の無常観を根底から覆す!

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ブッダが説く「無常」は、「花が散って寂しい」「親しい人が死んで悲しい」といった感情的なものではありません。「無常」とは、物質も生命の心も、万物は瞬時に変化するという普遍的で客観的な事実です。一切の現象は一時的に成立しているにすぎません。そして、無常に基づいて生きるなら、明るく、元気でいられます。無常は、人生そのものを引っくり返して、苦しみを完全になくして、解脱、覚りを体験させる真理なのです。

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苦の見方: 「生命の法則」を理解し「苦しみ」を乗り越える

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◆ブッダの「苦(dukkha)」は「苦しみ」ではなく「生命に関する真理」

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「苦(dukkha)」は、お釈迦様が発見した「生命に関する真理」です。それは、日本人がイメージする「苦しみ」とはニュアンスが異なります。「苦しみ」も「楽しみ」も含めて、「命」そのものが「苦(dukkha)」なのです。私たちは「楽しい」と感じるときもありますが、「楽しみ」には限界があります。そして、「ある苦しみ」を「別の苦しみ」に変えることが、「生きること」の正体です。この「苦(dukkha)」の真意を理解し、苦を滅する道を歩むことが仏道なのです。

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無我の見方: 「私」から自由になる生き方

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無我だからこそ、人は変われる。

自我ははじめからないのですから、

私たちは何でもできるのです。

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「本当の自分」を探し続け、「確固とした自我」を確立しようとする私たち。しかし、お釈迦様は、「自我はない」「一切は無我である」と喝破されました。生命には「自分がいる」という実感があるものですが、「変わらない自分」があるわけではありません。様々な因縁によって瞬間瞬間に変化する「自分という流れ」があるだけです。この無我の真理を発見することで、私たちは世界の役に立つ人間に成長し、そして、執着をなくし、解脱という自由に近づくことができるのです。

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著者プロフィール

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アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻』『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ダンマパダ法話全集 第八巻』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『心は病気』(KAWADE夢新書)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『ブッダの教え一日一話』(PHP文庫)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『Freedom from Anger』(米国WisdomPublications)など多数。

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