自己啓発書と同じように「自己」や「自我」をテーマにしながらも、仏教書は、「自己を強化する」のではなく、「自己を手放す」というベクトルを持っています。その魅力をどのように読者に伝えていくかは、これからもその都度、大切な課題になっていくと感じています。



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佐藤由樹(サンガ編集部編集長)
(サンガジャパンVol.23 「これからの仏教書はどこへ向かうのか? 仏教書編集者座談会」)

※肩書は掲載時