私たちは六つの門(※)を通じて、一瞬一瞬何らかの現象と出会い続けているわけです。その一期一会に心を込めて善き関係を築いていくということが、仏教徒の理想的な生活ではないかと思います。


※六つの門:眼耳鼻舌身の五つの感覚器官と意(識)



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プラユキ・ナラテボー(タイ スカトー寺副住職)
(サンガジャパンVol. 16熊野宏昭氏との対談
「『怒り』と対処する臨床心理と仏教の実践」)
※肩書は掲載時