青年ゴータマが四門出遊のときに、出家という生き方にはじめて気づいた。迷いだらけの生き方もあれば、気づき続けるというオプションもある。これに気づいたゴータマこそ曇りのない目で物事の本当の姿を見たのではないだろうか。


ネルケ無方(曹洞宗・安泰寺住職)
(サンガジャパンVol.13 「『現成公安』を逆輸入する試み」)
※肩書は掲載時