20年前、大阪でテント暮らしをしていたときは本当に楽でした。ある意味、覚りに一番近い生き方だったと思います。
    しかし、あえてそういう楽な生き方を選ばない。本当はずっと覚りの世界にいたいけれども、あえて迷いの世界に戻る。それが逆修行です。


ネルケ無方(曹洞宗僧侶)
(サンガジャパンVol.34.「さようなら、安泰寺[後編」)
※肩書は掲載時