「何日も、何年も、何世も、その怒りを抱いていて、何のメリットがありますか?
    まったく、メリットはありません。相手も死んでいきますし、私も死んできます。私たちが出会う時間というのは、本当に短い期間なのです。なんでそんな短い時間しか縁がないのに、ずっとずーっと怒りを抱いておく必要があるでしょうか」

カンポン ・トーンブンヌム


浦崎雅代(タイ仏教翻訳家・通訳)
(別冊サンガジャパンVol.4 「開かれた死によって生きる豊かさと出会う」)
※肩書は掲載時