アルボムッレ・スマナサーラ

【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】 

    皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。今日は「第一結集の様子はどのようなものでしたか?」という質問にスマナサーラ長老が答えます。

[Q]

    第一結集の様子はどのようなものでしたか?

[A]

    ブッダが入滅して間もないころ、ラージャガハ近郊の山の上の七葉窟で500人の阿羅漢たちが集まって、ブッダの教えを整理してみなで共有する集会が開かれたと言われています。
    アジャータサットゥ王はほかの人々に邪魔されないように、警護をしていました。結集を終えるまで、阿羅漢たちの食事のお世話もしました。国王の警護と許可の下で行なわれた結集です。ただの一部の宗教家たちのシンポジウムではありません。これからすべての仏教徒たちが認めるべき会議でした。



■出典    『ブッダの質問箱』