ネガティブな現象を悪とみなしてやっつけてしまおうとすると、結局、自身の心を痛めてしまうことになりかねません。なぜなら、悪とみなして攻撃した現象自体が実は投影された自身の一部だったりするわけですからね。


プラユキ・ナラテボー(タイ・スカトー寺副住職)
サンガジャパンVol. 16    熊野宏昭氏との対談「『怒り』に対処する臨床心理と仏教の実践」
※肩書は掲載時