誰の善果かは問題じゃないんですよ。そして誰の善因であるかも、仏教では問題ではない、無我なんだから。問題は、善き行為が続いていくこと。自分の為した善い行いだと信じることが、次の善い行いに続くことを願えばいいんであって。


南直哉(青森県恐山菩提寺院代、福井県霊泉寺住職)
(別冊サンガジャパンVol.4 座談会「『輪廻』とは、何か?」)
※肩書は掲載時