お釈迦様はこの世の幸せ、あの世の幸せ、涅槃の最終的な幸せという三つを示されました。

 この世の幸せは物に執着しないことで成り立ちます。

 物に執着しない人は、肉体に対する執着があっても、死後は天界に生まれます。あの世の幸せを得るのです。

 そして、すべて捨てた人が最終的な涅槃・解脱という究極の幸福に達するのです。



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アルボムッレ・スマナサーラ(初期仏教長老)
(サンガジャパンVol. 32「『取る』は苦しみの道、『捨てる』は幸福の道」)
※肩書は掲載時