自分が主体なのではなく、何かの一部として「使われていこう」とするとき、様々なもの思いから解放されて、身ひとつで現場に入っていく勇気と力が発揮される。みずからの利益や欲望を満たすために肥大していたエゴが程よい大きさにおさまり、的確な判断や実行のために使われるようになる。



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島田啓介(翻訳家、精神保健福祉士)

(サンガジャパンVol. 28「マインドフルネスを歩く」)
※肩書は掲載時