当時流布していた「すべては前世の業次第。後天的には何も変えられない」とした宿命論に対して、ブッダは真っ向、異を唱え、「自覚的な正しい努力精進によって、誰もが今ここより苦を滅していける」と説いていたのです。


プラユキ・ナラテボー(タイ・スカトー寺副住職)
(サンガジャパンVol.10 石井光太氏との対談「百通りの神様」)
※肩書は掲載時