われわれは60兆の細胞でできている生命体です。そこに見える、聞こえる、痛い、かゆい、苦しいの実感が、私の「いのち」なのです。その時々の触れ合い、出会いの実感が「いのち」であり、また「ほとけ」ともいうのです。


板橋興宗(御誕生寺住職)
(別冊サンガジャパンVol.4 「考えるところに、死の恐怖はおこる」)
※肩書は掲載時