私が日本の仏教に危惧するのは、仏教者が「生と死」という問いに対して「生き方論」や「精神論」でアプローチしがちなことである。仏教に関わる講話はセンチメンタルになりがちだ。


田口ランディ(作家)
(別冊サンガジャパンVol.4 「死と仏教」)
※肩書は掲載時