(瞑想が)少しできるようになると、有頂天になったり、理想の心地よさに耽溺や執着を起こしたり、あるいは願望実現法や超能力開発に走ってしまう人も少なくありません。正見に基づかない瞑想は、よい実を結び難いだけではなく、間違った方向に進んでしまうことも少なくないのです。


石川勇一(相模女子大教授)
(サンガジャパンVol.26 「二つの河を渡って」)
※肩書は掲載時