【スマナサーラ長老に聞いてみよう!】
皆さんからのさまざまな質問に、初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老がブッダの智慧で答えていくコーナーです。日々の生活にブッダの智慧を取り入れていきましょう。今日は「会話を意味あるものにするにはどうすればよいのか?」という相談にスマナサーラ長老が答えます。
[Q]
長い愚痴を聞かされることが多いのです。相手の気分を害することなく、話を意味あるものにすることが出来るでしょうか?
[A]
■質問を返してみましょう
内容にもよりますが、意味のある話に変えることはできます。一つのヒントですが、相手の話全てに質問を返してみたらいかがでしょうか?「それでどうなるの?」「あなたはどうしたいの?」という具合に、話に有効性が出て来るようにずっと相づちを打ってみる。話は短くなると思いますし、相手が怒り出すということはないでしょう。常識的な人だったらたわいのない愚痴でも、質問を出すことで上手く相手の頭を整理してあげることはできます。精神的におかしい人の場合は全然効き目が無いですけどね。
■出典 『それならブッダにきいてみよう:人間関係編」