山下良道師の師であり禅の修行道場である安泰寺の第六代住職の内山興正老師の哲学を紐解きながら、現代日本仏教の変遷をその変革の当事者としての視線から綴る同時代仏教エッセイ。
第7話 修行の節目
■修行道場の家風
時代は世紀末を超えて、21世紀に入ってました。その頃(2001年春)、1995年秋から始めていた渓声禅堂の活動も、ほぼ限界にきていました。その限界は構造的なものでした。修行道場というのは、その指導者がある意味すべてです。指導者のダルマの理解の深さが、その道場自体の深さになってゆきます。勿論、伝統的な道場の場合、長い歴史によってある程度の積み重ねがあるので、そこで行われる修行のかなりの部分は、あらかじめ決められています。その修行の枠組みは、これまでその道場を指導してきた先生達が、長い年月をかけて作り上げてきたものです。

![連載 山下良道(鎌倉一法庵)〔令和の時代の「仏教3.0」シーズン(4)〕[7/8]](https://image.osiro.it/pass/main_images/142123/images/original/%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%83%98%E3%83%83%E3%82%BF%E3%82%99%E3%83%BC%E3%80%8C%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E8%89%AF%E9%81%93%E3%80%8D7.jpg?1639180938)
