「他人の不幸を見る喜び、他人の幸福を見る悲しみ」という、ルソーのドキッとする言葉がありましたが、それこそが、まさに慈悲の瞑想の三番目【※】の必要性の根拠です。

※慈悲の瞑想の三番目:生きとし生けるものの幸福をともに喜ぶ心「喜(ムディター)」を育てる瞑想。



山下良道(ワンダルマ仏教僧)
(サンガジャパンVol.35永井均氏との対談「自己曼画の『第五図』はなぜ一人だけなのか?」)
※肩書は掲載時