通常の怒りというのは、その不正義の状況を変えるにはかえって邪魔になる、その妨げになるということがあります。それから不正義を働いている人を見下すという態度も、やはり同じようにその状況を変えることには効果的ではなく、妨げになります。


Dr.バリー・カーズィン(チベット仏教僧侶、医師)
(サンガジャパンVol.30 田口ランディ氏との対談「慈悲を生きるとは?」)
※肩書は掲載時