欲望の奴隷になり、薄暗い状態の中で鼻の前にぶら下がったニンジンを追いかけていたのだ、というマトリックスの正体に気づくのです。
    それが正念です。仏教由来のマインドフルネスであるならば、そこまでいかなければ意味がありません。


ネルケ無方(安泰寺住職)
(別冊サンガジャパンVol.3.「禅の立場から指摘する『マクマインドフルネス』の問題点」)
※肩書は掲載時