縁起の二本の鎖【*】は、人が、輪廻しながら苦しみを生ずる道を歩むこともできるけれど、また、一方では、解脱して苦しみを残りなく滅することもできるということを示しています。つまり、人間の生き方の可能性を、二つ明らかにしたものとも言えましょう。
*十二支縁起と五支縁起


石飛道子(北星学園大学非常勤講師)
(サンガジャパンVol.10 「輪廻転生と業のお話」)
※肩書は掲載時