宗教が民主主義などの世俗の政体にいかに関わってくか、どこで一線を引くか、というのは非常に難しい、微妙な問題です。けれども、原理的に言えば、宗教は社会よりも広い領域をカヴァーしなければ存在価値がないと思います。


宮崎哲弥(評論家)
(サンガジャパンVol.8 林田康順師との対談「仏教にとって救済とは何か。」)
※肩書は掲載時