仏教に親しむ人間にとって「怒る」ことが必要だという話になると、どういうことだろうと考えてしまうところですが、お話をお聴きしてなるほど!ととても腑に落ちました。
セミナーの中ではニュースに大きく取り上げられたような具体的な出来事やSNSで起こる批判にも触れられていて、私自身も実際に加害者、被害者、批判する人という分断、そしてそれが何も解決しない事はよく目にしますが、先生のおっしゃる「怒りをぶつけるのではなく相手の行動の背景にあるものに共感して言葉を尽くすことが必要だ」というのは慈悲で行動する事ととても近いものを感じました。
共同体感覚という言葉は今回初めて学ばせていただきました。
自分以外に意識を向け公憤を示すために必要なその連帯感・他人を自分の事のように感じるという感覚も、我というものを取り払って行った先にある感覚と近しく感じました。
「こんなに酷い事件を起こす人がいる」と批判を煽る言葉で溢れる日常ではありますが、そのような中でも日頃から行動で慈しみを示せるようになれたらいいですね。
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2022/01/19 18:23
参加させていただきました@ 岸見一郎先生「いま必要な真の「怒り」とは?」(サンガ新社オンラインセミナー『怒る勇気』(河出新書)刊行記念)
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