皆さん、「瞑想ポッド」ということを聞いたことがありますか?
最近渋谷に行った時、たまたま "Mindfulness Consulting"という看板を見かけました。マインドフルネスの研究者として調べたいと思って、コンサルティングのオフィスに入ると、ビックリしました!外から見ると普通のオフィスビルみたいですが、中は全然違うんです。コンサルティングのオフィスより、まるでアート作品のような部屋でした。
お客さんがいない時間帯だったので、お茶を飲みながら社員からマインドフルネスコンサルティングについて教えていただきました。彼女によると、同社のマインドフルネスは、ティク・ナット・ハンやアルボムッレ・スマナサーラの教えに基づいているそうです。ポッドの目的は、お客様が瞑想できるような空間を作ることです。
ポッドは、お客様が4つの要素(地、水、火、風)それぞれについて瞑想できるように設計されました。一つの要素に集中する瞑想のスタイルを「十遍」(kasiṇa)と呼びます。この瞑想法は古くからある仏教の修行法ですが、The Princeton Dictionary of Buddhismによると、現代にあまりされていないらしいです。なぜかというと、瞑想の対象を用意するのが呼吸の瞑想より難しいからです。
十遍の瞑想を以前から本で読んだことがありましたが、実践する機会はありませんでした。そこで、翌週に予約を入れ、4種類の瞑想の対象をすべて試してみることにしたのです。
予約当日は、早めに到着し、用意してくださるメディテーションウェアをお願いしました。それで、まずは火の瞑想をやってみました。最初に気づいたのは、シートの座り心地の良さでした。その間、毎週駒澤大学で坐禅をやっていましたが、大学の座蒲と比べてポッドの席が座りやすかったです。後で知ったのですが、実はこの座席は、あぐらで座るのが苦手なアメリカ人のために、アメリカのフロリダ州で特別にデザインされたものなのだそうです。
火の瞑想のため、初めのポッドの中でろうそくの炎に集中しました。火の瞑想は坐禅よりやりやすかったと思いました。瞑想の対象として集中する火があったから、割と雑念にとらわれることもなかったのです。
次に、地の瞑想のため、ろうそくを地球の円盤に置き換えました。しかし、なぜか地の瞑想の方が難しく感じました。その理由はよくわかりませんが、「人によって合う瞑想の対象が違います」と教えてくださいました。
水の瞑想では、2つ目のポッドドに入り、ガラスとガラスの間を流れる水流に意識を集中しました。水の瞑想は火より難しかったが、土よりは簡単でした。私にとっては、瞑想ポッドの中で最もリラックスできるものでしたが、それにしてもなぜか思考にとらわれ続けていました。
最後に風邪のポッドに入りました。風の瞑想対象を作るために、扇風機でポッドの周りに引いたカーテンの表面に波紋を作くられています。風の瞑想を始める頃には、長時間の瞑想で疲労が出始めていました。やっぱり、瞑想のためどんな道具を使っても、根気よく続けることが必要ですね。
結局、最初にやったため分かりにくいのですが、火の瞑想が一番集中力が持続しやすいと感じました。ろうそくさえあればできるこの瞑想は、もしかしたら最も手軽に実践できるものかもしれません。風の瞑想などは、ポッドなしでかなり難しいでしょう。
瞑想の後、お茶とチョコレートを楽しんでから、また渋谷の賑やかな街に繰り出しました。全体的に、ポッド瞑想の体験を楽しむことができました。十遍の瞑想をやってみたい人、あるいは静かな場所で瞑想したい人にお勧めします。
皆さんはどうでしょうか?
瞑想ポッド、あるいは十遍の瞑想を経験したことがありますか?
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