私は現代日本において輪廻からの解脱というゴールを強調することはカルト宗教的な思想だと勘違いされるデメリットの方が大きいと思います。
    戒を守り、今の瞬間に善心が生じるように気づきやヴィパッサナー瞑想の実践面を強調した方が受け入れられやすいのではないでしょうか。


西澤卓美(元テーラワーダ仏教僧侶)
(別冊サンガジャパンVol.4 「輪廻、業、無我」)
※肩書は掲載時