私がUCLAでの指導者養成プログラムで受けたマインドフルネスでは、すごくつらい思いが出てきたときに「手放すな」と言われました。すぐに手放してはいけない、攻撃もしないで、ここに(胸に)手を置いてごらん。それがどう変わっていくか見てごらん。ゆっくり、手放せなければ、手放さないでいい、ただ優しく、いたわりの気持ちをもってと。


池埜聡(関西学院大学人間福祉学部社会福祉学科教授)
(サンガジャパンVol. 36 「マインドフルネスの光と影」)
※肩書は掲載時