世間の価値観に従った「幸福    金」を追いかける生き方、現在のすべてを犠牲にして、未来のあの「幸福    金」のなかに、この惨めな自分を救ってくれる何かがあると無理やり信じる生き方。そういう生き方そのものが、人間の不幸の原因だと十四歳のある日気づいたのです。


山下良道(鎌倉一法庵住職)
(サンガジャパンVol.33 「令和の時代の『仏教3.0』(1)」)
※肩書は掲載時