慈悲という思想はアジアから出てきたはずなのに、僕たち日本人は、慈悲の重要性について理解していないように思います。慈悲の力こそが自然治癒力、人間の生命力を賦活する根本的な力です。


名越康文(精神科医)
(サンガジャパンVol.28 「なぜブッダは『医王』と呼ばれたのか?」)
※肩書は掲載時