脚本•監督•編集:藤元明緒
出演: ホアン・フォン、フィン・トゥエ・アン、クィン・ニュー 他
撮影監督:岸建太朗 / 音響:弥栄裕樹 / 録音:keefar / フォーカス: 小菅雄貴 / 助監督・制作: 島田雄史 / 演出補: 香月綾 / DIT: 田中健太 / カラリスト:星子駿光 / アソシエイトプロデューサー: キタガワユウキ / プロデューサー: 渡邉一孝、ジョシュ・レビィ、ヌエン・ル・ハン
(2020/⽇本=ベトナム/88 分/カラー/5.1ch/1:1.85/ベトナム語・⽇本語/ドラマ/DCP)
©2020 E.x.N K.K. / ever rolling films
2021年5月1日、ポレポレ東中野などで劇場公開
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ベトナム人技能実習生の姿を映画いた映画として話題となり、大島渚賞など各賞を受賞した。物語はフィクションだが当事者たちに丹念に取材し、実話をもとに描いている。監督は、在日ミャンマー人の移民問題と家族の愛を描いた長編デビュー作『僕の帰る場所』で東京国際映画祭「アジアの未来部門」グランプリを受賞した藤元明緒氏。
[ストーリー]
ベトナムから来た3人の女性たち、アン、ニュー、フォン。彼女たちは日本で技能実習生として3か月間働いていたが、ある夜、過酷な職場からの脱出を図った。ブローカーを頼りに、たどり着いた場所は雪深い港町。不法就労という状況に怯えながらも、故郷にいる家族のために懸命に働き始めた3人。安定した稼ぎ口を手に入れ、故郷に仕送りをする。その矢先、フォンが体調を崩し倒れてしまう。フォンを心配し3人は病院に行くが受け付けてもらえない。不法就労状態のため身分証がないのだ。フォンはベトナム人のネットワークを通じて偽造の身分証を入手し病院を受診し、妊娠していることを知る。フォンは相手の男性に連絡するが電話に出ない。ブローカーはフォンを気遣うがそこに子供を産むという選択肢はない。ブローカーから中絶薬を渡され、子供を産むか、中絶して労働を続けるか、フォンは選択を迫られる──。
2024/12/22 07:00