真に端的にそれだけがあるなら、これしかないなんてとらえないで、ただ単にこれで終わりですね。しかないというのは、他の存在の可能性との対比を経由しているわけです。


永井均(哲学者)
(サンガジャパンVol.35 山下良道師との対談「自己曼画の『第五図』はなぜ一人だけなのか?」)
※肩書は掲載時