私たちは何度も、何度も、過去に死を経験してきたかもしれないのです。そういう視点から見ると、死というのは、生と生のあいだのひとつのサイクルにすぎないと思うこともできるのです。そういう視点に近づけば、近づくほど、死に対する恐れは少なくなってくるでしょう。


Dr.バリー・カーズィン(チベット仏教僧侶、医師)
(別冊サンガジャパンVol.4「チベット仏教と死と医療」)
※肩書は掲載時