禅の社会は、「下手なら、もう作らなくていいよ」とはならない社会です。「下手だろうが、上手かろうが、どうでもいいから作りなさい」という世界です。だから、常にチャンスがあり続けていて、それを積み重ねることができる環境でもある。 

 これはすごくやさしい社会ですよね。   


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吉村昇洋(曹洞宗僧侶、公認心理師、臨床心理士)
(サンガジャパンVol.35「現代の料理僧が語る精進料理との出会い」)
※肩書は掲載時